Vermilion

 では、とりあえずしばらくベータ期間として、言及、賛成してくださった方はぜひ、テスターしてみてください。と、そのまえにいくつかどうしようかと思っていることが。

 まず、それがVermilionに属する記事であることは、カテゴリーで明示しましょう。また、過去領域でなくてもいいことにします。虚構と現実が混じるのが気にならない人は現在でも可ということで。

 同じ階の回廊領域はさきに書いた人の設定、描写に従ってください。ただし、部屋の中身についてはその限りではありません。部屋番号は、とくにすでに語られた部屋を使用する場合でなければ、明示しないほうが無難でしょう。

 ですから、密林なりとうてい塔に見えない外観に設定した場合でも、部屋は存在させてください。

 複数回にわたる話を語る場合の制約についてはどうしましょうか。やはり、複数回にわたる話の場合、複数の日付に掛けて書いてください、ということにしましょう。これは、たとえ設定上階数が無限でも、ひとつの話で階が過剰消費されるのをふせぐ仕組みです。

 階数は……どうしようかなあ。たとえば十五階から二十七階にいく話を書きたい場合、あ、そうだ。途中の階はパスして階段だけとおってのぼれるものとします。
 これは、その物語に不適切な設定がすでにされている階を通過しなければいけない話を語る場合のための措置です。

 映像的な、象徴的イメージは、クラークの軌道エレベーターと、ドルアーガの塔と、ブリューゲルの絵画、バベルの塔です。(個人的にはサイレントメビウスのことを思い出していたりもして、いや、パトレイバーでもいいんだけどね)ボルヘスの図書館もありです。バラードの「ハイ・ライズ」や、おお、見よ、地に刺さってしかもこわれざる、われらの時代の落とされた「コロニー」……あるいは魁偉なロンギヌスの槍。あるいは九龍城砦ニューロマンサーのあの奇妙なスピンドル

 で、最大の難関は、キャラクターが塔のそのあたりにいる理由付けと、それ以前の来歴なのですが、とりあえず、この塔、Vermilionは住んでる人も、事実上、町になってる階層もあることとします。おもいつかないときは、そういう居住区になってる階層の出身ということにしてください。

 ちょっと難関(SF的設定で書いた場合、塔の外部を飛ぶ機械をどう取り扱うか)

 ですから、ひとつの階は、都市レベルの広さがあるものとします。

 で、禁じ手はもうひとつ。一階と頂上は直接出さないでください。これらは、設定してしまうと、不可避的に全体の設定を拘束してしまう恐れがあります。

例。