1003-01-01から1年間の記事一覧

寛容と放置と どこか日本的な相対主義

written in 2000/07/14 人の数だけものの見方があり、考え方がある。正義は相対的なもので、それに絶対的な価値観を押しつけるべきじゃない。 という考え方には実は非常にどこか独裁的で、抑圧的な側面があるのです。 対立する見方、考え方が無数にある。そ…

指示の理論

経験科学の概念は、指示対象によって規定される。 つまり、「まちがった」概念というのがありうる。 人文科学の概念は、指示対象によって定義されていない。 経験科学の概念は、指示対象を独立変数として、 そのさししめしている事物によって意味が与えられ…

日常言語

日常言語の曖昧さは大陸哲学の伝統では ドイツ観念論の語彙を参照することで 英米哲学の伝統では、論理学の語彙を参照することで 厳密さが図られている。

1 必然的知識 飛び、かつ飛ばないことはできない。 1+1=2 ある場所が明るいということはそこは暗くはない。2 偶然的知識 昨日、雨が降った。 キリストは紀元前4年に生まれた。必然的知識は必然的にただしいことの知識。 概念の分析によって検証され…

http://d.hatena.ne.jp/mkomiya/20030710 うーん、やっと相違点が見えてきました。 しかし、多分、小宮さんは、哲学が目的としているものを誤解していると思います。哲学は、言語や知性から独立した外的事実を明らかにするものではありません。言語以外のも…

理由の理由

http://d.hatena.ne.jp/nazoking/20030709#1057676760 言及された元の僕の文章はかなり厳密さを犠牲にして書いているので、そういう意味で反省しています。さて、 「その理由はない。理由がない証明はかくかくしかじかである」と記述することが可能だ、とい…