2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

死後の世界とは、私が死んだ後の彼岸のことではなく、私が死んだ後の此岸で続く日常のことだ。なぜなら、この世界のほかには彼岸など存在しないから。私は世界の存在に意味も目的も信じてはいないが、それゆえに何らかの虚無を感じるということは全くない。…

グリムとか

タイトルは忘れたけど、ユング派に依拠した童話の読みって本当に退屈。ゆるい連想のつながりだけでなんでもかんでもつなげてしまうし、神話伝承などの文化的歴史性を捨象してしまうのが耐えられない。あることがある地域であるもので象徴されるのって、それ…

リストマニアの会

リスト、人工言語をつくるといいとおもう。いや虚構言語でもいいんだけど。 とかいいつつエルフ語とクリンゴン語くらいしか知らないというのは問題。 おまえは西海岸のオタクか。 まとまった文章がつづれるくらいきちんとつくってある人工言語ってどれくらい…

キーワード ヴェイユ予想

シモーヌ・ヴェイユから流れで編集してみたのだけど、フェルマーの大定理がらみの谷山・志村予想とは別のヴェイユ予想があるのだろうか。数学ぜんぜんわからないので、誰か編集していただけるとありがたいです。

あー、なんか調子出ないな・・・・・・

ぼくが現在、いまひとつ書くことに集中できないでいるのはぼくがいま未来をあまり信じていないからかもしれない。書くことは未だ来たらざる時と可能へ呼びかけることで、そこに何かの出来事を待ち設けることだ。それが何か知ることなくしかも信じて待ち設け…

スウィングガールズ

見たいなあ。

ローライズは脳の病気です。

http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2002_10_23/content.html あ、これ2002年のか。なんだ。ぼんやりしてるといけないなあ。 こういうことを言い出すやつはすべからく頭がおかしい。それから、羞恥心があるほうが男はうれしい的な意見がこうい…

この激越な精神分析批判

http://d.hatena.ne.jp/HODGE/20040912#p1ただちに反対も賛同もできないけれども、セクシュアリティの問題の分野で分析の言説が問題だらけだというのはたしかで、ジェンダー関係のことに関心があって、同時に、とりわけ文芸理論関係の分野で、ラカン派をはじ…

キーワード

差延、ディフェランスキーワードができていたので差延のほうだけ書き変えた。詳しい人は訂正加筆ください。あれはあれでたぶん偏ってる。やっぱり、むずかしい。

形容動詞の語幹については

名詞は世界の側のオブジェクト、形容動詞の語幹、あるいは形容名詞は、言語の側で用意してあるプロパティ、属性、ということなんだろうな、と思う。格助詞がつかないということもそういうことだし。そこからキーワード関係でどう関係するかというのはぜんぜ…

911 

http://d.hatena.ne.jp/jouno/20030911 http://jouno.s11.xrea.com/archives/200209.html http://jouno.s11.xrea.com/archives/200109.html 【2001年9月10日(月)】 なぜ不在の形象は取りつくのだろうか。意味におけるパラディグマティック な他の語の憑依と…

スール

http://d.hatena.ne.jp/izumino/20040910#p1 親族関係が性愛(というか「親密さ」)を組織して社会化する。と、バトラーがいってたし。(ISBN:4791760131)白薔薇のアンティゴネー。さすが白薔薇、無意味に字面が綺麗。(オイディプス家の人々と同じく、白薔…

いまだ死を知らず、いずくんぞ生を知らん

いやなことをいうようだけど、時々、死ぬと死の苦しみが延々と終わりなく続くだけで、ちっとも死は眠りになんか似てなかった、ということになるんじゃないか、むしろ眠りなき覚醒に死は似ていて、生こそが眠りに似ているんじゃないか、と思うことがある。と…

「用心棒」

まあ、誰でも気づくことだけど、死と再生のモチーフがある。「荒野の用心棒」では経済権力と軍事権力が分かれていない。この違いは面白い。荒野のラモーンは卯之助にキャラクター的にかなり負けてるのが惜しい。荒野ではいちども明示的に、ギャングをかみ合…

メモ。転倒させる快楽。

バフチンのカーニバレスクについて、転倒させる快楽ということがいわれる。あるいは冒涜として。しかし、純粋にそういうこととしてのみ捉えると、それは本質的に、既成の価値付けを強化することにしかならないように見える。単に転倒ということではなく、問…

「A」といえば緋文字、「刺青」、about a kind of intimacy.

アルファは始まりの文字、生贄の牛、阿吽の阿字、そしてちいさな対象、と抜書きすればいかにもうさんくさいポストモダン風味だ。逆にいえば、学生のレポートに、これで三題話を書けというのもありだ。 さて、それはともかく、主題はカインドネスのレペティシ…

なにかでだれかが「スベカラク」の誤用についてなにかいっていた

いま案ずるに「すべからく」が「すべて」の意に誤用されるというのは必ずしも正確ではない。多くの場合はむしろ、「決まって」、「必ず」、「殆ど必然的に」の意に誤用されているというべきである。この意味から、「すべて」の意味合いが生じているのである…

http://d.hatena.ne.jp/jituzon/20040908 ああ、雑な言い方をしてしまったけれど、実存主義的なというのは、実存主義哲学を批判しているわけじゃなくて、ある種の雰囲気を表現するのに、サルトルのマロニエへの嘔吐の感覚とか、一昔前の前衛が好んだみたいな…

にゃあ

最近になって思い出したけれどぼくは、「日常の中のふとした亀裂、ちょっとした非日常、それで主人公はいろいろ考えちゃったりするが、結局何事もなく終わる、そして、ペーソスとか、寒寒とした余韻とかを残す、そういう心理のふとした波瀾を描く」タイプの…