形容動詞の語幹については

名詞は世界の側のオブジェクト、形容動詞の語幹、あるいは形容名詞は、言語の側で用意してあるプロパティ、属性、ということなんだろうな、と思う。格助詞がつかないということもそういうことだし。そこからキーワード関係でどう関係するかというのはぜんぜん別の話で、関係させなくてもそれはそれでありだろうし。

興味深いのはむしろ、この語幹部分の出自。ほとんどが外来語だけども、「ゆたか」とか「…か」「…やか」「…げ」「…さう」が最後について、「…な感じ」というニュアンスの語が本来語の場合は多い。そこから逆算して、「ゆたか」の「ゆた」は本来自立した意味単位だったんだろうか。