2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

洪水の前に

その夜、鯨の夢を見た。 朝になって、ぼんやりとした予感に襲われながら、支度を済ませて、学校にいこうと、ドアを開けると、まだ、ドアを開ける前から、匂いだけはしていたのだけれど、はじめに目に入ったのは白い可憐なかがやきで、ついで、雪が降ったのか…

テンペスト

結局、森の側の高速道路をつくろうとして永遠にサスペンドになってしまった工事現場、というか元工事現場に三人で穴を掘った。真名は、そこに、ビニールシートで床を作り、水を張るのだ、といった。何でそんなことをするんだよ、と聞くと、ここに海を作るの…

取替え子とうそ

ところでれいきというのはぼくの呼び名だった。その夏、真名はある朝、穴を掘る必要があるんだけど手伝ってくれない? といった。そこでユウイチはもういないのでぼくが手伝う羽目になったのだけれど、それで穴を掘ってどうしようというんだ、と聞くと、真名…

ろーまをほろぼしたのはなんにんですか

厳密に記録に従うならば、世界は三日前に創造されたという話だ。

海辺の家で ・ 立ち去るものとやってくるもの

「……あとから考えてみると、その人影こそが、北朝鮮の工作員だったのです。」 うさんくさいモノローグをしとやかな口調で真名がベランダから海に向かって投げていた。だからぼくもどうでもいいことを言うことにした。だが、そんなにうまくでたらめなことはつ…

 花が殖えていく

「もしもあたしが花に生まれ変わったらどうする?」 いかれた女がいう。どうするもこうするも、そんなことはおきない。真名が気にかけているのは所詮だれが自分を見ているのかということだけだ。警戒警報のような、すでに覗いている何か恐ろしいものに魅入ら…

夢も見ずに眠っていた

地方都市というのははっきりとした境もないままにひろがる町の、そのまたはっきりとしない集まりだ。比較的大きな駅のある町がほかの町々と部落から中心とみなされてはいるけれども、ほとんどほかの町と大きさの違いなどありはしない。違いはただ駅がある、…

さいきん書くものが無味乾燥で反省してる。

ジャン・リュック・ナンシー

を読んだ。最近のテキストなので、問題意識がよくわかって面白い。そういう意味では、同時代ではないテキストとを読むのとはやはり違う。グローバリゼーションによって世界が外部を喪失し、共同体の間の距離と差異と空白ゾーンがになっていたものが、内的な…

コートジボワール

id:finalventさんはフランスも帝国主義的に振舞っている云々という意味のことを書いてらして、他方では、id:fenestraeさんなどこれはそういう性格のものではない、という異論もいろいろ読む。どっちがただしいのだろうか。

memo クワイン

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20041120 http://www.cypress.ne.jp/hp10203249/pp/0411c.html#p041123ahttp://www.sakura.cc.tsukuba.ac.jp/~khashimo/Quine_on_Analyticity.html http://www.geocities.jp/enten_eller1120/post2/pragmatism.html http://w…

「読書する女」と「昼顔」を見た。 フランス映画はえろい。「二つの塔」を見た。エオウィンはやっぱりもうちょっとすっきりした顔立ちのほうがよかったのでは。 あとアルウェンは気品がなあああああああああ……ファラミアは「人柄を示されました」という名場…

ふざけないでほしいよなあ

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20041126&a=20041126-00000169-kyodo-spoこのニュースの問題は何かというと、……校則というか正確には生徒心得による生徒支配という愚劣なものを全国的なものとして推し進めている点、そして、校則が茶髪やそりこみ…

たまかつまたまかつま、意地でもたまかつま

http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/001584.html コメント欄。こういうふうに相手を馬鹿にしながら、相手が馬鹿であるとみなす根拠について実質的な議論に一向に入らず、「自分で考えろ」といいの募る人物は、ほぼ確実に、頭が弱い。しかも、意味もな…

ところで、げんしけんとあーる

鳥坂先輩と比較するならむしろハルヒではあるまいか。 げんしけんの視点人物はむしろ咲ちゃんではあるまいか。 笹原はわかりやすい人物のようで構造的な立ち位置が不明だと思う。わかりにくい。白薔薇サトセイさまはどうか。……ものはなげないでください。忍…

謝罪

http://d.hatena.ne.jp/DocSeri/20041119#1100825911感情を満足させるための行為としての謝罪なら必要ないと思いますが、謝罪要求というものは、基本的には、謝罪というよりも、間違っていたことを公的に認める宣言を出させる、という意味において、政治的な…

disk/c

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041118#diskdisc2http://dictionary.reference.com/search?q=compact%20disk Usage Note: When new words come into the language, they often have different forms for a period until one form wins out over the others.…

ぶんせき

分析哲学の入門書を読んでいると、たまに、不当に大陸系の哲学への軽蔑的言辞を読まされてなんだかなあという気分になる。どうも、論理実証主義以来の観念論への軽蔑がなんとなくで投影されている気がする。実際に現象学、ハイデッガーと構造主義をおおきな…

趣味的なものが、「予感」と結びつくとき、イデオロギーが胎動する。「予感」というのは、いままさしくなにか「偉大な」ことがおきつつあるのかもしれない、という「予感」で、このような、「予感」が存在する場所には、どこにも、作動しつつあるイデオロギ…

革命と美少女

眞子内親王が美少女になって革命家になったりしたら、萌えずにいられるだろうか、という、けっこうどうでもいい疑問。その場合、過激なほうがいいよな。そんなことを考えたのは、スター・ウォーズの唯一の欠点は、レイア姫が美人でないことだから。(ミッシ…

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)作者: 谷川流,いとうのいぢ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/06/01メディア: ペーパーバック購入: 20人 クリック: 1,535回この商品を含むブログ (1478件) を見る「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んだ。シェイクスピアの…

夫言非吹也,言者有言。云うことは息吹とは違う、云うことであらわされるものがある、と言う。其所言者特未定也。果有言邪?其未嘗有言邪?其以為異於鷇音,亦有辯乎?其無辯乎?では、何が言われているのか、まだはっきりと決まらないうちは、云う、という…

メモ

http://www.boingboing.net/2004/11/03/purple_haze.html赤と青ではなく紫のグラデーションだ、という話。勝ったやつの総取りという制度はやっぱわかりにくいというかものすごくアメリカ人らしいというか、などといっても、もともとはあれは州代表を決めてい…

言語論的転回

英米と大陸では時期的に平行しつつ独立した別のもののような気もするけど、政治史的な「代表制」への懐疑というモメントは共有されている気もする。弱い形では、 概念を、それをあらわす言語から、完全に切りはなして理解することはできない。このへんはかな…

戯れ? 軽やかさ?

ぼくの理解が正確かどうかは定かではないのですが。『最後のフーコー』のインタビューを読んでいて、ゲームってのはそういう楽しく遊ぶとか自由になるとかそういう意味合いで言ってるんじゃないんですよ、といっているところがあって、いまだにニューアカ・…

ところで

なんか最近目にする極左とか極右とか左翼、右翼の言葉遣いがちょっと気になる。たとえばリベラル進歩主義者や自民党左派まで左翼と呼ぶのは、ちょっと言葉の本来の用法からして過剰なのではないか。いやカタカナのサヨクですよといわれても、どう違うのか全…

tDiaryへのインポート

http://mput.dip.jp/mput/?date=20041105#p01 http://devlog.moonwolf.com/20041106.html#p01 http://www.otsune.com/diary/2004/11/06.html#200411062ただクライアントサイドでどうせプログラム使うんだったら、xmlrpc.rbのtdiaryのデータベースにデータを…

はてなダイアリーへの要望

id:hatenadiary 一度要望したことがあるのですが、あらためて。idとして日付ではなく名前でアクセスするページをもてるようにしてほしいです。で、普通の時系列の表示ではリストされないようにして、別扱いでリストするようにします。簡単にいえば d.hatena.…

史学

水戸学の本をちょっと読む。 万世一系にとってかわるイデオロギーとしての単一民族認識という連想。 ツリー構造、系統樹で把握される現実の層はきわめて一部でしかないということが重要。逆説。先祖は、さかのぼればさかのぼるほど、増える。少なくとも、別…