ふざけないでほしいよなあ

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20041126&a=20041126-00000169-kyodo-spo

このニュースの問題は何かというと、……校則というか正確には生徒心得による生徒支配という愚劣なものを全国的なものとして推し進めている点、そして、校則が茶髪やそりこみを禁止することを、きわめて当然のように前提にしている点です。あたまがおかしいのではないのか。

校則は必要です。しかし、生徒心得は不要です。そして、校則は、あくまでも学校現場の秩序維持のための武器コードやドレスコード、授業妨害の禁止といった合理的性格のものに限定すべきです。

倫理的、躾、ディシプリン的規定を学校がルールとして制定するなんて、異常でばかげてる。

これは、学校や教師が、躾的側面を完全に担わなくていいということではなくて、もちろん、多文化状況ではあるべき姿を過剰に限定することは問題がありますが、単に社会生活者としてのマナーに限定していっても、道徳的ディシプリンは権力や法を背景にしてするものではなく、単に個人の人格的権威によってするものだし、またそうであるほかのやりかたでは実効性がない、ということでもあります。

刑罰では、民免れて恥なし、というではありませんか。