キーワード

追記。「キーワード」というキーワードの説明に公式ヘルプのキーワードについての記述を書きました。)
(さらに追記キーワード作成ガイドラインキーワード化されていた。念のためあらかじめ、キーワードのコメント欄での議論はしないほうがいいとおもう。)

http://d.hatena.ne.jp/hirusai/20030728#1059371535

キーワードの登録の仕方や範囲に一定の限度を求める立場を、キーワードに反対しているかのように表現するのはどうかと思います。キーワードの利便性を発揮するためには、無原則になんでもかんでも登録してはいけない、っていってるんです。しかもそれは、なんらかの強制じゃなくてあくまでも、コンセンサスの形で、しかもなるべく最低限のゆるい形で、実際の慣行を反映させつつ、といってるだけです。多ければ多いほどいい、わけがないでしょう。冗談めかした言い方であろうと、キーワードに全面的に賛成じゃないとはてなにふさわしくない、とでもいうような言い方は不穏当だと思います。(というか、あまりそういうコミュニティのウチとソトという意識で考えたくはないし)

情報は、図が地から浮き上がってこそ意味があるんです。また、見かけを制御したいというのは、当然の欲求です。それと、キーワード機能は、十分に両立するといっているんです。いいですか、キーワード機能は、注釈、辞書機能としての側面もあるんです。無駄な単語は登録しないほうがいいというのは、登録した人にだけ無駄でなければいいということではないんです。キーワードがすべてのひとの日記にリンクを発生させる、その大きな波及効果を考えた上で、それでもあったほうが便利だと自分以外の人も思うようにいちおうは考える、ということです。

だいいち、キーワードが無限に増えることに誰も反対などしてません。キーワードの範囲が無限に広がることに反対しているんです。このことはまったく違います。それは、文章への反映の仕方がこの二つではぜんぜん違うのだから明らかでしょう。問題なのは量ではありません。質です。

わたしは、まさに無駄かどうかの基準は人それぞれ、だからこそ、一定の歯止めがないとひどいことになるといってるんです。id:hirusaiさんの無制限にしてもそうひどいことにならない、という立場こそ、実は、それほどむちゃくちゃなことをするひとはいない、という想定、つまり、じつはそれほど人それぞれではない、という根拠のない仮定に支えられているんです。

僕は少なくとも、あたりまえの言葉、たとえば、話すとか歌うとか、てにをは、とか、慣用句は微妙ですが、形容詞とか、そういうものにリンクがつく日記が、そして実際に見た目で、リンクで埋め尽くされて、リンクすることによって、何かの言葉を回りから際立たせたいという意図をもつ大多数の人にとって、不愉快なものであることは、十分に一般性を持つと思います。

もう一度いいます。情報は、図が地から際立たないと意味がないんです。リンクだらけの日記では、特定の言葉にリンクをはって、読者にこれを見てみてください、というサインを送りたい場合に不都合です。そして、普通は、それがリンクの本来の使用法なんです。いいですか、通常のキーワードの範囲内なら、それらのリンクは、こうした本来のリンクの使用法と共存できます。それらは、何らかの意味で、キーワード・リンクもまた、「説明を要する言葉」であることが保証されているからです。

追記で補足。
#ここで書いているのは、ふつうの、書き手が書く通常は
#外部へのリンクが、キーワード・リンクに埋もれてしまう、
#という現象のことを言っています。
#このようなキーワードではないリンクは、
#ふつう、そこを見てほしい、という意味でかかれます。
#そのことを、目立たせる、と表現しています。
#この論点は、別の部分でしている、
#キーワードが地の文から際立たない、という論点とは、
#別のもうひとつの論点です。

(ちなみに、そういう理由で、ぼくは分類用のカテゴリーを意味するキーワード、言葉とか日記とかも何とかしてほしい)

さらにいえば、それが、これがいちばん言いたいことですが、はてなの利用にふさわしくないとか、ずれがあるとはまったく思いません。むしろ、キーワードの乱用こそ、キーワード機能を不便にしていると思います。キーワードは、一定の制限と良識が背景にあってこそ、その十分な利便性を享受できるので、無原則な利用は、キーワード機能をみんなオフにしてしまうような結果を招くだけでしょう。

仮に、いろんな言葉を登録したいということを何とか可能にしたいのであれば、

1 非表示設定をもうすこし細かくできるようようにする。(名詞だけとか、あるいは用語の一般性で、普通、専門的などで設定できるようにするとか、それはそれで登録時にどれに属すべきか見解の差異が生まれそうですが)

2 表示されない捕捉機能専用のキーワード・カテゴリーを作る。

最低でもこのどちらかの条件は必要でしょう。

以下の日記にもリンクしておきます。
http://d.hatena.ne.jp/yukatti/20030727#p1
http://d.hatena.ne.jp/maspro/20030003

追記


目立つ目立たないは嘘でしょう

だって、キーワード目立たなくなってて

パッと見キーワード解らなくされてるから

それは、目立たせたいのだけキーワードになってれば

そんな風にはしないと?

みんながみんな自分の都合の良いキーワードを目立たせようとすれば

結果的に全部キーワードになるですよ|¬゜)ノ

この部分は文章にあまりにも省略が多いのでよくわからないのですが、誤解してると思います。まず、ぼくの日記の設定でキーワードが、というかリンクがそれほど目立たないようになってるとはおもいませんよ。下線がないだけです。

つぎに、目立たせるべきだと各自が思うものを登録しよう、などとは一言も書いてません。ひとの文章は、きちんと読んでから、書いてください。重要だと思うものがみな違う可能性があるからこそ、主観的でない外的基準があったほうがいいといってるんです。あと、引用部分に続く後半ですが、人間は考えていることはそれぞれはなはだしく違うんです。ルールを決めるときは、すでに書いたことですが、最大限それが予想されてない用途に活用された場合を想定すべきです。セキュリティ・ホールをつくってはいけない、ということです。

http://d.hatena.ne.jp/hirusai/20030728#1059396992

いちおう確認しておきます。
1 ぼくはキーワードがうざいなどとはいってもいないし思ってもいない。過剰に本文にリンクがあふれることと、無原則なキーワード登録を批判しているのです。
2 今のままでいいか変えたほうがいいかという対立軸の設定も間違っている。ぼくは現状のままがいいと言ってもいないし、思ってもいない。現状への対案の方向が違うだけです。じっさい、ぼくは本文のリンクとキーワードの制限との折り合いをつけたい場合は、というふうに、けっこう改良案、対案を出してます。
3 念のため。ぼくはキーワードを結構作ったり編集したりするほうです。キーワードから距離をとりたいというふうにぼくを分類するのは間違いです。

http://d.hatena.ne.jp/hirusai/20030728#1059395542

程度問題というとき、わたしは、すでに何度も書いているけれど、単純な量的程度の問題などとはいっていません。キーワード登録されることばの種類という質的な制限の話をしているんです。また、そういう客観的基準を問題にしている以上、ひとによって基準が違う、という反論は意味をなしていません。
何度も言うようですが、あなたはぼくが書いていることをきちんと理解した上で反論していません。
それから、キーワードがうざいかどうか、という乱暴な二分法で、キーワードがうざいという側に入れるのはやめてください。事実に反します。わたしは、何度でも書きますが、無制限なキーワードの氾濫に反対しているので、程度問題というときに、きちんと基準を提出しています。程度問題は主観的な問題なんだから、ページにひとつしかないのもリンクだらけなのもいっしょだ、というのは暴論でしょう。
それから、キーワードを目立たせる、なんていってません。だから、タグうんぬんの反論はまったく見当はずれです。該当部分を読み直してください。わたしは、「リンク」の話をしているんです。この部分はまるで理解されていないようです。だれも文章の技法としての強調の話などしてません。
この点はコメント欄も参照。文章の強調したい部分を示すのにキーワードを使うなんて誤読、ありえないと思います。そんなことするひと、いるわけないじゃないですか。