トラックバック議論

http://d.hatena.ne.jp/yomoyomo/20030908#c

よその日記で議論して申し訳ないです。

とりあえず、大前提として、トラックバックが著者が送るものという自然な認識が大勢として存在するかどうかは、事実問題として知りたいところ。もちろん、その事実次第では僕の発言はほとんど無用だったことになる。

技術者的に、規格書や仕様を見れば一目瞭然で誰でもおくれるものであり、著者が送るものとみなす認識は変だ、というのは非常によっく分かるけれども、ムーバブルタイプにログインして著者が通知する機能としてはじまり、ほかのツールのユーザーもその後も大半のユーザーは毎日の使用においてそういう使用しかしないという事実から、著者が意識的に送ってくるものという認識が自然に形成されるだろう、ということが推測されるのと、経験的な感覚としてそういうふうにみんな認識しているように見えた、ということと、トラックバックに関する言説を見ていくと、やはり著者が送るものという前提に立ってみな発言していたようだった、ということが理由としてある。だから、実際問題として、実装の内部的なありようが、そういう使用以外もゆるすものというのは、規格書を読める層以外にとっては最近になって認識されたものであり、(また読める層でもむしろ実装の不備とみなされてきたと僕は思ってきた)それを実装の不備とみなすか、正規の使用とみなすかのコンセンサスはない、というのがぼくの事実認識なのだが、実際、どうなのだろうか。もちろん、これは事実認識の問題なので、だからどうすべきか、という話はここではしてないです。

ただ、必要性を感じない人が多いなら結構どうでもよくなってきたなあ。結局、これって、気になる人にとってしか意味がないわけだから、そういうひとがどれくらいいるかに依存するわけで。議論の必要性以前にコンセンサスが実際にあるなら問題はないわけで。

(ただ、規格や現在の実装がこうなってるからそのように認識しないのは誤解だという論法は無効だと思う。想定された使用法をまず考えて、それを実装したり規格にしたりするのだから、独立変数はなにが想定された用法かという可変的な社会的認識のほうのはずだから。)