住(とど)まること、後(おく)れること

滞留 (ポイエーシス叢書 (45))

滞留 (ポイエーシス叢書 (45))

デリダの『滞留』を読んだ。ということはブランショの「私の死の瞬間」を読んだということでもある。借りたのは死を知る前のことだったので、ちょっとびっくりした。或る意味でぴったりの内容だったが、しかし大なり小なりハイデッガーの問題系を受けて思考している論考なら、まあ、死について論じることにはなるわけだし、たいしたことじゃないんだけど。