2003-06-21から1日間の記事一覧

引用

一篇の詩が生れるためには われわれは殺さなければならない 多くのものを殺さなければならない 多くの愛するものを射殺し、暗殺し、毒殺するのだ見よ、 四千の日と夜の空から 一羽の小鳥のふるえる舌がほしいばかりに、 四千の夜の沈黙と四千の日の逆光線を …

ソウダイセイボウコウジケン

ぼくは「ゴウカン」という文字を書くことさえ耐えられないようなところがあるので、このようなことには本気でかっとします。論じることなどできません。 まこと騎士道地に落ちたり。

そういえば

ブルガーコフも面白いのです。これからはスラブですよ。 「巨匠とマルガリータ」

しかし

チキチキバンバンはばかばかしくなって見るのをやめたのだった。違いは何だったのだろう。

「世界中がアイ・ラブ・ユー」

ウッディ・アレンは食わず嫌いしていたので、見てよかった。 ゴールディ・ホーンが好き。ドリュー・バリモアはあいかわらず、なんかほつれたような風情。コメディエンヌがすきというのはぼくの確固たる傾向のようだ。ただし面食い。 ゴールディ・ホーンとい…

 ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ

ところでなぜゴンブロヴィッチはもっと読まれないのだ。 おかしいじゃないか。 あんなに面白いのに。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770402147/qid%3D1056135483/250-4468898-5493069「フェルディドゥルケ」「コスモス」あたり。もっと読みたい…

小説読本

http://d.hatena.ne.jp/koseki/20030620#1056133254おーつかえーじは読んだことないのでいーかどうかわからないですが、 ぼくのすきな小説の本。順不同。バルガス・リョサ「若い小説家に宛てた手紙」 シクロフスキー「散文の理論」 カルヴィーノ「次の千年紀…

イタロ・カルヴィーノ「マルコ・ポーロの見えない都市」「宿命の交わる城」

カルヴィーノはうまい。読みましょう。宿命の交わる城は、タロットをつかって語る、という体裁で語られる物語。 あと、やっぱり小説にとってリアリズムなんて言い出すのはうるさいよな、というのを改めて思う。石川淳はリアリズムは作者の気合のことなんじゃ…

石川淳「普賢」「紫苑物語」「喜寿童女」「鷹」「虹」「西游日録」ほか

夷斎先生はやっぱり読ませる。最近、小説以外ばかり読んでいたのだけれど、(プリデイン物語は読んでた)ちゃんとおもしろ小説が読めてよかった。しかし戦後のこの時期は口調が観念的だなあ。地の文ではなくて会話がね。「鷹」の革命幻想はなんか妙に泣かせ…

「ティファニーで朝食を」

とりあえず、猫の映画。この猫、とてもかわいい。ひたすらかわいい。 あと、アメリカ映画では南米は「異界」の象徴なのだなあと思った。 映画だけじゃないか。「路上」でもそうだったし。