反民主的という言葉も
http://d.hatena.ne.jp/maspro/20030426#1051342397
普通は使わないと思いますが、まして、反政府的というのは逆に誤解を与える表現だと思います。まあ、仰りたいことはわかりました。
自由放任主義は結果として先住者と熱心なものに相対的な権力を与えてしまう、そうでなくて、全体の合意が形成される中心的な場と、規制を行う中心的な権威がほしい、ということですね。
情報や経緯を、誰でも用意にアクセスできないと、討議に参加できる実質的な可能性がなくて、権力に格差が生じる、という危惧についてはなるほどと思いました。たしかにコンセンサスを公式化したり、とにかくそういう情報を共有する、そして誰でも口が出せるような状況を作ることは重要だと思います。
ただ、ぼくは問題を何らかの「中心」とか「権威」ではなく、話し合いで解決することは可能だと思いますし、そのことがいってみれば「民主的」ということだと思います。
事前に同意をとってから行動するわけじゃない。そしてそれぞれ自分のポリシーで動く。それはそのとおりです。でも、それは、事後に、物言いをつければいいんです。お互いに、違うと思えば物言いをつけて修正していく、そういう終わりのない相互作用で、合意ができていくわけで、それも民主的というべきなんじゃないでしょうか。イニシアティブの段階では勝手でいいんです。問題は、あとからほかのひとが指摘すればいい。