ごっつ

http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20030828
最近の松っちゃんには感心できないことが多いのだけど、ごっつのころはやはりすごかったんだよなあ、と思います。シュールというのは暴力的な言葉で、意味不明であればいいという誤解を芸人の側でさえしていることが多くて、いってみれば非日常的な形で論理的でないと面白くないわけで、そういうことがダウンタウンはよくわかっていたとおもう。つまり異次元人の論理は意味不明だけどきちんと存在してるという。ちなみに異次元人といえばセブンだったかエースだったか。あと金井美恵子とか中上とか安吾とかきちがい部落周遊記というか、サイバラというか、ものすごいひくーい目線、地面すれすれから見た視線というのも絶対必要だと思う。つまりシビアである意味くだらない、それだから惨めにも見えるし明るくもあることへの視線。じゃないと、とかげのおっさんとか寸止め海峡の荒城の月とかありえない。でもそれを意味付けてしまうとだめなので、別の論理があるんだ、ということと、寓意があるんだ、というのはぜんぜん違うはず。ただの言葉遊びでさえ、それが、面白いのは、あたらしい言葉の組み合わせが、それまで存在していなかったものを想像力の中に呼び出して、そこにひとつの別の世界の論理を垣間見せるからなわけで。