江戸川乱歩「怪人二十面相」「少年探偵団」

どうでもいいけど「少年探偵団」のほうでインド人はひどい扱いである。
がんばれインド人。「怪人二十面相」で南洋で行方不明になったままほったらかしのお兄さんも気になる。あと乱歩の疑問文による不安の盛り上げは面白いけどちょっと笑ってしまう。それから少年探偵団はどうも小林君に私淑していてじつは明智先生はどうでもいいっぽいので、小林君、油断できない。

あと子供のとき読んだときもおもったのだが、二十面相は華麗なことをするのにかなり準備や裏方は地道で泥臭い。そのへんを隠さないところが、なんというか素敵かもしれない。でもときどきかなり小物っぽいぞ。

関係ないが、BBCのホームズのドラマ(傑作!)を見て、私立探偵という言葉は、元来は個人刑事とか、私立警察とか、そういうニュアンスのかなり斬新というかてらった言葉だったのだ、ということ、世界初の顧問探偵とかホームズいばりすぎ。

やっぱアイリーネ・アドラーはいいよなあ。