ガイドラインへの提案

ガイドラインは慣習的な、ある程度の権威をもって参照されるキーワードなだけに、本編集の前に、草案用キーワードが存在することは必要ではないか。ガイドラインの記述内容について意見が分かれる可能性が出てきたかぎり、議論は本体を直接編集する形ではしないほうがいいと思う。もっとも、キーワードの名前は、それぞれのガイドライン専用にするとか、もうちょっと工夫する必要があるかもしれない。

ということでガイドライン変更への指針案。

  • ちょっとした変更なら、変更部分と変更内容をコメント欄で明記。
  • それなりの規模の変更は、草案用キーワードに記述して、その旨をコメント欄で提案。すぐに本文を変更しない。

現状のキーワード履歴はdiff形式ではないので、変更部分だけを知りたいときわかりにくい。システム関係のキーワードの変更では、変更部分と内容を明記するのは必要なことだと思う。

なお、システム関係の作業用キーワードは、かならずしも、その作成時点での他者言及可能性を必要とするものではないでしょう。たとえば、はてなダイアリーへの要望というキーワードでも当初は言及可能性はほとんどなかったでしょうし。作業用キーワードとして一般に認められるかどうか、が、そのさい基準になると思います。

コメント欄で報告だけでいいかもしれないが、その辺は皆さんのご意見をききたいところ。いづれにせよ、ガイドライン関係のキーワードは、変更箇所を書いたほういいとおもう。

追記

この件は以前から議論はあるところだけれども、なかなか結論が出ていないところなので難しい。誰でも編集できるというところと、内容に一定の信頼性をもたせる、というところをどう整合させるか、というので、誰でも考えるのはメンテナーをつくることで、クラブはだいたいそれでうまくいっているのだけれども、ガイドラインはクラブと異なり参加者以外にも影響が及ぶので、メンテナーを誰が選んで誰がそれに権威を与えるのか、どの程度の発言権を認めるのか、ということを考えると簡単には選択しがたい。

通常のキーワードと違い、ガイドラインはあくまでも参考資料ではありながら、一方でキーワードシステムに「埋め込まれた」、それなりに公共的な性格を、ヘルプで言及されることなどによってもってしまっている。このへんのあいまいな性格が、今回露呈したと言うことなのだと思う。

つまり、ふつうのキーワード同様に話し合いで落着させるのがよいことはいうまでもないのだけれど、合意が形成されるまで、記述内容は変更されたままだけれども、知らない人が、それをオーソライズされた内容であると思ってしまう可能性はつねにある。

ガイドラインはあくまで参考資料なので、といっても、なかば曖昧なかたちでオーソライズされてしまっているという現状を考えると、ガイドラインの内容がそれなりに一般的な合意のもとにあることをなんらかの形で確保する仕組みが今後必要になってくるのではないだろうか。