土地調査

朝鮮総督府の行った土地調査は土地関係を近代化(排他的で個人主義的な所有関係を確立)したため、近代化に貢献した、これは事実。

しかし前近代的土地所有に配慮しなかったため、とくに共同所有であったもの、個人の所有権が明確に証明可能な形で整理されていなかったものについては容赦なく没収、あるいは有力者への払い下げ、国有化などを行い、(もちろんすべては合法的であった、この場合、不当性は立法論の領域に属する)、その過程で、土地を不当に奪われ貧困化する農民が広範に出現し、やすく市場に出た土地を資金を持っていた日本人が買い付け利益を得たのも事実。

その点では、イギリスの産業革命で囲い込みで農民が土地を奪われて労働者に転換したのと少し似ている。資本主義の成立のための原始的蓄積という近代化の「原罪」とでもいうべき行為を日本が担当したのは歴史の偶然だが、好きでやったことなのだから、非難をよそにもっていける、というのも変な話で、産業革命当時の資本家の横暴が非難されるべき程度には非難に値するだろう。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~korea-su/korea-su/jkorea/shazai/2shou.html

 日本人が朝鮮人を蔑視し、差別したことは否定しない。それは彼らの大半が文字を読めず、貧しく、不潔だったからである。特に両班は貧乏なくせに、気位だけは高く、働こうとしなかった。これでは差別されても仕方がない。しかしまじめに働き、栄達した人には惜しみない拍手を送っている。その代表が力道山であり、元衆議院議員・朴春琴であった。

ところでこの言い草どーよ。貧しく不潔で不遜な態度の人物は差別されて当然だろうか。