性教育とか恋愛至上主義とか

あれなわけですが、いまいちぼくには実感がないところというのは、もてないとひととして価値が低いとか、恋愛しなきゃいけないという圧迫とか、ぜんぜん感じたことがなくて育ってきたということで、そういうので文句言ってる人のことが実感のレベルではよくわからないわけで。どっちかというと、恋愛とかってごくプライベートなことで、友達に話すようなことではなく、ましてや威張るようなことではなくて、むしろどこか「うつつをぬかしてすいません」的な問題だったとぼくは思っていて、そういう意味で、カルチャーの違いというのは厳然とあるよなあと。

あとそれでいうとアメリカのメディアカルチャーのロマンチックラブイデオロギーとホーム・ファミリー礼賛は異常。ロマンス小説とかだと、エロティックな方向に行くんだけど、ものすごくそこで背景にあるのがマッチョすぎる価値観。ぶっちゃければみんな性的でマッチョなサルであるという認識がユーモアを伴ってではあるけどしつこく出てくる。でもそんなの、非常にうたがわしいぞ。