http://d.hatena.ne.jp/tenkyoin/20050511#c
http://d.hatena.ne.jp/otsune/20050512
コメント欄にも書きましたがこちらでも。
誤解です。まさしくぼくはotsuneさんがおっしゃっているような、「見たくない、言葉をなくせば事実もなくなるような態度」を批判して、そういう態度からキーワード登録に反対している人は、言葉の現実的な使われ方への批判と、キーワード登録への反対を混同している、だからそういう混同から登録に反対しているひとは間違っている、そこに混乱が生じている、といっているわけです。
ですから、

しかし私は逆に「暴力・性愛・嘲笑」をする人たちに注目して、その概念を広めるほうが動物ではない人間になるためには必要だと考えています。

逆じゃありません。まさにぼくもそういうことを書いたつもりでした。

マッチョうんぬんの話は文脈が別で、てんきょういんさんが、男性のフェミニズム的言説は当事者性から離れた代弁・代理であるから、そこに正当性に問題があるんじゃないか、という趣旨のことを書いておられるのに対する反応です。

ぼくがついでのように簡潔すぎる言及をしてしまったのがいけなかったのでそこは反省しますが、ぼくがこのキーワードに反対であるというバイアスがあったということもそう読まれてしまった原因かもしれないと思います。

ですが、ぼくは最初から一貫して、たとえば、この言葉を、現実のサークルの「恋愛脆弱性」に由来する崩壊現象に際して、その崩壊を表現するのに、使うことに対しては、どうやっても原因があいつだというニュアンスを払拭することは不可能だと考えるので、批判的・反対ですが、この言葉を使うこと一般とか、ましてこの言葉の問題点を論じたり、考えたり、批判したり、この言葉に反映している自分たちの意識を意識化したり、するためにこの言葉を使うこととか、キーワード登録することに対して、反対であったことは一度も、ありません。