キーワード

 あのキーワードと登録した方とはそれなりの相互理解が成立したのでべつにもう言うことはない。それより、周辺で、議論を単純化したり、宣伝という言葉が一人歩きしている感じがある。宣伝ということを基準にしたら、はてしなく曖昧な線引きで水掛け論になりかねないことはわかっているので、ぼくはそれだから、外的な歯止めの基準として、自分に関することは、ひとが自発的に登録するまで自制したほうがいい、といっているので、主観的な宣伝の基準を押し付けようとしているわけではない。また、そういうことを、意見としていっているので、それに関する議論が起きることそのものを忌避する根拠はないと思う。わたしのいうことには何の強制力もないのだから、批判するなり、黙殺すればいいので、議論の存在そのものをあたかも、なにか強制力のある押し付けのように受け取って批判する論調には同意できない。

http://d.hatena.ne.jp/ts7389/20030425#p1
以下、かならずしもこのリンクの文章だけについて語っているわけではない。とりあえずの一般的弁明として。

とりあえず、他人様が登録したキーワードを、という点で、まさにそういう、登録した人がそのキーワードにとって特別な位置にあるような見方を批判しているんです。ぼくとしてはどうせなら、登録者が誰かわからないようにしたほうがいいんじゃないかと思ってる。完全にWiki的な匿名性にしたほうがいいのではないか。

それと人は知りませんが、ぼくは直接、宣伝ということではなく、自分で、ということにひっかかったということ。それは、出版されている辞書に、知らない有名じゃない人の自己紹介が載っているのを見たときの感覚に近い。ある事項が、キーワードとして登録するほどの一般性があるかどうかは、それこそ主観的で曖昧なものだから、なるべく利害が入らない他人が判断したほうがいい、ということです。

消す、といってもはてなではすぐには消えないわけで、そこで議論になって、一定の結論が出たらそれに従う、ということを含んで、移動したわけだから、「かってに」というニュアンスで記述されるのは違う。そもそも、登録した人も編集する人も移動する人も、ユーザーとしては立場は等しい。そこで、登録した人だけが特別な位置にあるという考え(そこからそういう表現でなくても勝手にというニュアンスが出てくる)は変です。

 出会い系としての便利リンク機能を重視するなら、キーワードの文章はおのおの自分定義を書いて、誰の日記から飛んだら、そのひとの定義が表示される、というふうな仕様にすべき。そうではないからこそ、キーワードには不可避的に公的な性格があるんだということをいってるわけです。

 また、キーワードを私有していいというんであれば、登録者以外、編集も削除もできないようにすべきです。そして、リンクはこまかく許可、不許可を設定できるようでなければおかしい。