検索エンジンへの登録 むかしむかし 個人的に

むかしというわけでもないけど、ジオシティがyahooと合併して著作権騒動でごそっとひとがいなくなるまえぐらい、いまよりはるかにジヲ率がたかかったころ、ひとはリードミー登録と検索エンジン登録に明け暮れたものでした。

て、もっとまえのこととか、そのころすでにあったコミュニティのことは知らないので省略。

要するにですね、google紀元前には、100までいかなくても十幾つの検索エンジンに、しかも一度だけではなくて、周期的に登録して、という行動スタイルがけっこう存在したわけで、そのころの封建遺制がカウンターだったりします。

なぜか。答えを先取りして言うと、いまよりもずっとwebがセマンティックじゃなかったからです。言い換えると、意味論的に構造化されてなかった。だから、意味を考慮しない単純検索しかなかったし、yahooの存在意義は巨大だった。

逆にいえば、現在の新来者がそういう消耗的な、いわば無限の無意味な空間に瓶詰めの手紙を流すような、スタイルをとらなくていいのはなぜでしょうか。

ひとつには、実生活の知人のページとリンクする、そうするとその知人はすでに何らかのコミュニティ、までいかなくても相互リンク空間に属しており、という連鎖が成立するからです。しかし、これって、ページ開設者の人口への比率がある敷居をこえないと、発生しない循環なんですよね。だから、それ以前は、本当の他人同士の関係からはじめざるをえないことがいまより多かった。(気がする)

また、カウンターという制度が意味があったのも、抽象的な数量以外のレスポンスが欠如していたからです。(つまりこういうことです。はるかに、ROM率が高かった。というかレスポンスする人の絶対数が少なかった)

だからなんだ、というと、いや、ちょっとどこかで書いておきたかっただけなんだけれども。