下への追記。

簡単に言うと「笑いは狭いほど面白い」といった松本人志にあこがれるのも、内輪ウケ芸の開祖というべきとんねるずの石橋にあこがれるのも、シュールなノリのラーメンズにあこがれるのも、jounoさんの意見としては「趣味じゃないから、はてなダイアリーではやめてほしい」ということだと解釈した。

徹頭徹尾間違い。やめてほしいということも、趣味という話も、まして、はてなダイアリーで、という話も、一箇所たりともしていない。これは本気で、ひどい要約。

そんなことをいう筈がないじゃないですか。僕にどうしてあなたになにかをするなと命令する権利があるんですか。そんなくだらない越権を主張する痛いひとのように見せかけるのが狙いなんでしょうか。

ぼくは、あなたに一方的に決め付けられたから、それは違う、といっているんです。どうして、まるでぼくがあなたに何かを押し付けているような、真逆の話になるんです。

また、僕はこの三人の芸人を尊敬してますよ。この三人は誰一人として、客が持っているかわからない知識を当てにして笑いを取ろうとしたりしてない。シュールでも、楽屋落ちでも、ちゃんと、それが客と芸人の間で、共通了解として約束事がなりたつように、舞台の上で「前提作り」をそのつどやっているはず。この地味な前提作りの手続きを飛ばして、客に通じるかどうかわからないネタを、相手に甘えてやるのが内輪受けでしょう。石橋だって、客にスタッフを、「登場人物」として認知させるという地味な手続きをぬかして、スタッフ・ネタをつかったりしない。

だいたい、趣味の話なんか、ぼくは全くしていない。ぼくのいっていることが正しいか間違っているかに、ぼくの個人的嗜好が、何のかかわりがあるんです。

ぼくはそもそもネタは最大公約数的な誰にもわかるものでなければならない、というような主張なんて、全くしてませんよ。煩雑な前提事項があってはいけないという話もしていない。そうではなくて、そういう前提事項や暗黙の了解を、暗黙のままにしなければならない、口に出してはいけない、言葉にして「はっきりさせてはいけない」、そうしたらつまらなくなる、という主張を批判しているんです。ぜんぜん違う話じゃないですか。

どーやったら、これほどあさってな誤読ができるんですか。